世界でお箸を使っている国は全体の約30%といわれます。
しかもお箸は料理も食べ、切り分け、盛り付けまですべて出来てしまう万能な道具。
これらの道具を器用に使いこなせる日本人として誇りを持ちたいものです。
しかし最近はお箸の正しい持ち方が出来る人も少なくなって来たといわれています。
私も子供の頃は今握れと言われても出来ない様な持ち方をしていました。
それで食事出来てましたからね。 しかし、父に言われたんです。
「箸屋の息子が箸もちゃんと使えんでどうすねん!!」
中学生の時でした。 それから一ヶ月間練習に練習をし続けなんとか正しい持ち方が出来る様になりました。
今になればその時にやっておいて良かったなって。 社会に出れば色んな方々と食事もします。
やはりその時に割箸屋がちゃんとお箸持ててないと笑われますからね。
今は友人達に正しい持ち方を教え、そして次の世代、次の世代へとこの文化を伝えて欲しいと思っています。
「お箸」の語源には、「食と口との橋」の意味があります。 そして「次世代へのはしわたし」にもなって欲しいものです。
是非どこかでお箸を使われる時にはお箸にもお箸の名前にも文化があるんだなって思い出して下さいね。